こんにちは、このはです。
私は、食品会社の正社員で働いていましたが、現在は退職しています。
退職する前は不安でいっぱいですよね。本当にこの選択はあっているのか…。
そのひとつにお金の不安もあるはずです。
退職すると、貯金がみるみる減っていきます。
でも大丈夫!退職後にもらえるお金がありますよ。
今回は、退職後に申請するともらえる失業給付金の実際にもらった金額を含めお話をしようと思います。
今回の記事はこんな人向けです↓
・退職後、失業給付金っていくらもらえる?
・今すぐ会社を辞めたい。気を付ける点は?
結論からいいます。
給与によりますが、
■1日5,000円程度
(月14万程度)
■退職後3か月と15日目に支給開始(私の実体験/自己都合退社)
■支給期間
✔働いている期間が10年以下であれば90日
✔10年以上であれば120日
- そもそも失業給付金とは?
- 「失業手当」ともいいます。
会社を退職したあと、失業している間に受給できるお金です。
- 1日いくらもらえるの?
- 人により異なりますが、1日4,000円~6000円程度をもらう人が多いです。
詳細:1日あたりの金額を「基本手当日額」ともいいます。
原則として、離職の日以前の6カ月に毎月決まって支払われた賃金の合計を180で割って算出した金額(賃金日額)のおよそ50~80%の金額がもらえます。
人により異なりますが、フルタイムの方であれば
1日4,000~6,000円程度をもらえる人が多いかと思います
↓退職する前に、いくらもらえるか確認しておくのがおすすめです↓
黄色のチェックに入る人が多いかと思います
[60歳未満の目安]
賃金日額(円) | 受給率 | 基本手当日額(円) |
2,577 | 80 | 2,061 |
3,000 | 80 | 2,400 |
3,000 | 80 | 3,200 |
4,970 | 50~80 | 3,976 |
5,000 | 50~80 | 3,993 |
6,000 | 50~80 | 4,544 |
7,000 | 50~80 | 5,013 |
8,000 | 50~80 | 5,399 |
9,000 | 50~80 | 5,703 |
10,000 | 50~80 | 5,924 |
11,000 | 50~80 | 6,062 |
12,000 | 50~80 | 6,118 |
12,240 | 50~80 | 6,120 |
13,000 | 50 | 6,500 |
13,520※1 | 50 | 6,760 |
14,000 | 50 | 7,000 |
15,000 | 50 | 7,500 |
15,020※2 | 50 | 7,510 |
16,530※3 | 50 | 8,265 |
※1:30歳未満の上限
※2:30~45歳未満の上限
※3:45~60歳未満の上限
- 雇用保険「失業給付」の目的は?
- 失業した人が安定した生活を送りつつ、1日も早く再就職できるよう就職活動を支援するための給付
- 給付を受け取れない人は?
- こんな人は受給ができません↓
・家事に専念する
・学業に専念する
・自営を開始する
・就職先が決まっている
・雇用保険外の短時間就労のみを希望
・自分名義で事業を営んでいる
・会社の役員等に就任している
失業の状態でもすぐに働ける方が給付の対象となるのですね
就職したいという意思があり、就職できる能力もある。積極的に求職活動をしているが就職できない状態の人は給付がもらえるということですね。
- 受け取るための資格はある?
- 離職前に雇用保険に入っていること
✔自己都合→離職前2年間に12カ月以上被保険者期間がある
✔倒産・解雇→離職の日以前の1年間に6カ月以上被保険者期間がある
- 失業手当は何日間もらえるの?
- 雇用保険に入っていた期間によって異なります。(被保険者期間)
被保険者であった期間 | 10年未満 | 10年以上20年未満 | 20年以上 |
65歳未満 | 90日 | 120日 | 150日 |
若い人であれば、90日間支給してもらえる人が多いです。
10年以上働けば、120日間の支給です。
- 退職後、いつから支給してもらえる?
- 自己都合であれば、早くて3カ月後には給付がもらえます。
(会社都合であれば、1週間~2週間後)
※実際の体験談としては、3か月と15日目に初めての支給。
注意点は、満額支給ではありませんでした。(6日分のみ)
正確には、離職票を提出し求職申し込みをしてから「7日の待機+2カ月の給付制限」が経過した後
※会社の倒産等の離職であれば、離職票を提出し求職申し込みをしてから「7日間の待機」が経過した後
私の場合は、退職後15日後に離職票が届きました。
そのあとすぐハローワークに申し込みに行き、支給開始は「退職後ちょうど3か月目」でした。
ハローワークに行くのを後回しにしているとその分支給開始が後ろにずれていきますよ。
実際の支給までの日数
4月30日 | 0日目 | 退職 |
5月15日 | 15日目 | 離職票が会社より届く |
5月17日 | 17日目 | ハローワークにて申請 |
6月14日 | 45日目 | 初回認定日 ※求職活動を1回以上しているか確認 |
8月9日 | 101日目 | 認定日 ※求職活動を2回以上しているか確認 |
8月12日 | 104日目 (約3.5カ月目) | 支給開始 ※16日分 |
9月6日 | 2回目の支給 ※28日分 |
支給開始まで退職から3.5カ月かかりました。
また、1回目の支給も16日分と満額ではありません。
約4か月分の生活費は最低限必要ということになりますね
退職をしたいと思ったら考えておくこと
退職するしないの前に、まずはご自身の身体を心配してください。
体調は大丈夫ですか?
・寝れていますか?
・ごはんは食べれていますか?
・お腹は痛くないですか?
・手足のしびれはないですか?
・耳鳴りはありませんか?
これらは、私が倒れる前に身体に出ていた症状です。一度倒れてしまうと、元の状態に戻ってくるのがとても難しいです。(私は元の状態に戻るのに5年かかりました。今は元気です!)
倒れる前に病院にいくという選択肢をとってください。
退職しても良いし、休職しても良い
身体の調子が悪い人は、病院に行きましょう。
病院に行った場合、身体に問題がなければ最終的に精神科にいくことになるかもしれません。
精神科では「少し休みましょうか」という診断をすることが多いはずです。
でも大丈夫です。まずはゆっくり休みましょう。
病名がつけば、傷病手当金がもらえます。
お金のことは気にせずゆっくり身体を休めましょう
月15万程度でした。
月額報酬の67%というルールがあるので、給与によりけりですが最低限生活できるお金がもらえます。
(期間:1年6カ月)
会社から社会保険料を引いたお金が振り込まれる形でした。
傷病手当は健康保険に入っていればもらえます。
これまで税金を払ってきたのですから、大変なときは支えてもらいましょう。
退職を決める前に、周りの人に相談しましょう
冷静になるのがポイントです。
「退職する!」
もう自分の意思は固い。というのであればそれはそれでOKですが、他の人にも相談することをおすすめします。
場合によっては、部署移動を検討してくれるかもしれません。
ラッキーな場合は、すでに退職している人から「うちにおいでよ」と声を掛けてもらえるかもしれません。
「周りになんで辞めたいと思っているのか」を話すことで、自分の頭も整理できますし、気づけなかった考え方も発見できると思います。
「退職理由は転勤を伴う異動と、異動先が倒れた原因の部署だから」
「とりあえず行ってみて考えたら?」と何人かに言われ、そういう考え方もあるのか…と選択肢が広がりました。
退職を決意!
退職するのであれば、このあとかかるお金のことも少し考えておきましょう。
知っておいて損はないと思いますよ。
お金が一気に出ていくことを覚悟しましょう
私の体験談です↓
退職の御礼 | 5万 |
引っ越し | 4万 |
住民税 | 23万(1年分を一括) |
国民健康保険 | 2万5,000円/月 |
国民年金 | 月1万7,000円/月 |
社会保険料だけで、毎月5~6万程度がでていくことになります。
減免ができるケースもあるので、市役所の人に相談することをおすすめします
*補足*
私の場合は、お世話になった人が多かったので御礼のギフトを渡す個数が多かったと思います。
また社長・役員の近くで仕事をしていたので、ギフトの価格も1人5000円程度と高かったのも理由かと思います。
引っ越しに関しても、社宅など出ていく必要がある場合は引っ越し費用も発生してきます。
つまり、3つが必要ということ。
■4か月分の生活費を確保。
■退職で発生するお金。
■税金
退職するのはひとつの手段
✔仕事をするのは、生活するためのひとつの手段
✔だから、退職だってあくまでもひとつの選択
ポジティブな転職でも、ネガティブな転職でも自分が納得しているのであればOKだと思っています。
私は働きすぎて倒れた経験もあります。だから↓
✔逃げることは正義だと思っています。
✔自分を助けるために、自分の足(判断)でその場を離れるのは結果的に正しいことです。
ちなみに、最終的に私が退職を決意した理由は2つ
✔全国転勤を伴う異動があったから
✔異動先の部署が不安だったから(体調を崩した原因の部署)
もともと地元に戻りたいという意思が強かったので、このタイミングが動く時かと判断しました。
内示がでて2日後には退職を決めました!
「やれることはやり切った!」というポジティブな点と、
異動先が倒れたときの部署であったこと・残業が月60時間以上とハードワークな部署であること。
これらがネガティブな点としての退職理由でした。
倒れて苦しかった記憶が消えることはなく、あの場所では働きたくない。という拒否反応が強くでてしまいましたね。
「また社畜になるんだ。10年後の自分を想像できる…」といやだなぁと思ってしまいました。
10年後も「嫌だ嫌だ」と言いながら働いている自分と、
会社に「駒のように扱われている自分」が想像できてしまったため退職を決意!
自分の人生、10年後を考えたときに「ワクワクする方に舵を切りたい」と思いました。
私は働きすぎて一度倒れているので、「健康第一!」で過ごせることをなによりも大事にしています。
ひとりひとり、退職理由が違って良いと思います。
そしてこの先は、自分の選択が正しかったと証明していく行動をしていくだけ!
未来の自分が楽しみですね!
退職後のあなたが笑っていてくれることを願っています。
どなたかの参考になれば幸いです(^^)