労務とは?実際に働いた仕事内容・役割・わかりやすく説明【体験談】

こんにちはこのはです。
今回は総務、特に労務の職種に興味がある人へ向けて、「労務の仕事ってどんな仕事?」なのかをお話します。

まず、労務は総務のなかにまとめられることもあります。
「労務・総務・人事」会社によっては「経理」が含まれているところもあります。
これらをバックオフィスといいます。

今回は、総務のなかの労務で実際に働いたことがある私が体験談を踏まえて実際の業務内容や、総務で働く人の特徴・働く前に知っておきたい情報をお伝えします。

今回の記事はこんな人向けです↓
・労務ってどんな仕事?
・どんな人がむいているの?
・楽しいことは?覚悟しておくことは?

私の経歴です↓

新卒で食品メーカーへ入社。総務職を3年経験。
(開発→マーケティング→営業→総務)

✔約500名のアルパイトの方の勤怠管理・給与計算
✔会社のイベントの運営
✔社内報の作成
✔SDG関連の仕事

総務とひとくくりにしても「労務」「人事」「総務」とわけられます。会社によっては「経理」を含むこともあります。

大企業になるほど細分化され、中小企業になるほど1つの部署でいくつもの仕事を担当することになるでしょう。

私は食品会社に勤めていましたが、総務や経理などのバックオフィスだけはどの会社も仕事内容に大きく差は出てこないと思います。

総務の目的は、「会社の人たちが働きやすい環境をつくること」「経営のサポートをすること」

常にこれらを考えて働いています。

総務は事務のイメージ?

総務ってどんなイメージですか?

私は、総務のイメージといえば「事務」のイメージが強くありました。
実際に働いてみると、やはり座っている時間がほかの部署よりも圧倒的に長かったです。

会議もありますが、基本的には社内の人との会議ややりとりが多く、外出・出張はほとんどありませんでした。
(宿泊を伴う出張は3年働いて1度もありませんでした)

人の特徴

「バックオフィスで働く人」ですが、集まってくる人の特徴もあったように思います。
4部署経験した私が感じた総務の特徴です

✔落ち着いている人が多い
✔体育会系の人はいない
✔攻撃的な人がいない
✔自分の意見を強く言う人が少ない
✔どちらかというと保守的
✔女性が多い
✔子育て世代の人が集められやすい


営業のような体育会系の人はおらず、落ち着いて意見を交換できるタイプが多かったです。
また、どちらかというと保守的な人も多く感じました。

開発に多いタイプは↓
「新しい風を吹かせてやるぜ~」というタイプ

総務に多いタイプ↓

「同じことを淡々とするのが苦でない」

ミスをしたくない」というタイプ

ほかにも子育てをしている人が多く集められる傾向があります。

理由は、業務の特性上スケジュールをコントロールしやすいから。

給与計算などの労務は、ある程度「月でルーティン化」されているので、時短勤務の人には特に働きやすくなるのです。

どうですか?みなさんのイメージに近いですか?

仕事内容

総務と一言に行っても「労務」「人事」「総務」場合によっては「経理」とわけられます。
主な仕事内容をお伝えしますね。

■労務
✔勤怠管理
✔給与計算
✔社会保険の届け出
✔健康診断
✔備品管理

業務の目的は、「社員が働きやすい環境をつくる」こと。
印刷用紙や備品は足りているか。働くのに困っている社員はいないか。
社員のことを考えるのが労務です。

■人事
✔採用(新卒・中途)
✔研修
✔人事異動
✔社員評価

この部署に行きたい

今の部署で成長したい

ひとりひとり考え方や成長速度、会社が求める内容が違います。

それらを加味しながら人事異動に向けて動きます。(人事異動は春秋に多いです)

■総務
✔社内イベント
✔社内報
✔経営とのやりとり
・現場の意見を吸い上げて提案
・経営の決定を社員へ落とし込み

「この仕事どの部署がやる?」となった場合は、たいてい総務部にまわってきます。

いわゆる何でも屋という言葉がしっくりくるかもしれません

一方で、経営に近いのも「総務の特徴」
✔経営の意向を社員へ落とし込みをすることもあります。
✔反対に、社員の現状を経営に伝えて改善提案をすることもあります。

✔備品管理

■経理
✔会社のお金を管理することがメインの仕事
✔資産・負債・売上・税金など、お金の流れを管理します。
✔銀行とのやりとり
✔経営とのやりとり

経理も経営と近い距離にあります。
理由は、大きく会社を動かす際には「銀行の融資が必要」になってくるから。

経営に提言したり、経営の意向に沿って動いたりします。

残業

総務や経理などのバックオフィスは残業が少ない傾向があります。

(もちろん私の会社ではの話ですが。)

残業が一番多い部署はコンビニエンスの対応をしている部署。
理由は、新商品開発(営業提案)のスパンが短いこと。
相手が無理難題をいってくる場合、振り回されてしまうことが多いです。

このご時世、月60時間以上いくことも多いです。

一方で総務・経理のバックオフィスは多くても月20時間程度。

私は効率化をとことん追求し、月0時間残業を半年近くしていました。
が、そのあと業務を振られて月20時間程度にふえました…ひどい…。

給与など、業務内容が月でルーティン化されていると先が読めるので残業が少ないです。

✔一方、労務は:12月の年末調整の時期は残業が増える傾向があります。

✔人事は:新卒採用の業務は3月~6月が繁忙期になります。

どちらにしろ、月もしくは年単位でスケジュールがある程度決まっているので予測しながら動くことが可能です。

資格

場合によっては資格が必要になることもあります。

総務であれば、
✔衛生管理者(第一種・第二種)
 →これは50人以上の企業に1人設置が必要
✔FP(2級・3級)
 →社員の人生相談にのる機会が多かったので、FPを私はとりました

経理であれば、
✔簿記

個人的な考えですが、総務や経理などバックオフィスは「残業が少ない分、自分で勉強する」という意識も必要だと思います。
理由は、法律など専門知識が必要になるから。

法律に関することが多くなるため、業務時間外で知識をつける・資格をとる。こういったことが必要なのがバックオフィスをする人に必要な考え方であり、バックオフィスの特徴だと思っています。

総務でよかったこと

✔スケジュール調整ができる
✔休みがとりやすい
✔業務がひとりで完結する

スケジュール管理がしやすく休みがとりやすい

私は、労務(勤怠管理・給与計算)がメインの業務だったこともあり、月のルーティンはほぼ決まっていました。
月の始めが勤怠の確認と給与計算で忙しくなり、25日の給与支払いが終わればある程度時間があく。

そのため、有給をとる際は「給料支払いが終わった25日以降」にとることが多かったです。

業務がひとりで完結する

勤怠管理も給与計算も大きな問題がない限りは、ひとりで完結できます。

もちろん、新しく入ってきたアルバイトさんの確認や・その人が社保に入っているかなど、やりとりは必要ですが、ほかの部署にくらべて誰かを巻き込んで仕事をするという割合は非常にすくなかったです。

私は、ひとりで淡々と仕事をするのが好きだったので向いていたと思います。

人と意見をぶつけたりするのが苦手でした…

知っておいた方がよいこと

✔外にでることがない
✔ほぼデスクワーク
✔社内の人とやりとりが多い

出張はほとんどありません。
そのため、1日中デスクに座っていることもあります。

3年ほど働いたときに、ふと頭によぎったことがあります。


「朝、日が出るとともに建物にはいり…建物からでる頃には日が落ちている。」この人生なんなんだろう。



やりとりも社内の人がほとんどです

人見知りで、ある程度時間がたたないと距離が縮まらない。という人は向いているかもしれませんね。

「外にでたい」その時、私が動いたこと

ずっと建物の中にいると気がめいってしまいます。
簡単にできることとしては、ランチなどで外にでること。

他には外にでる仕事もつくってしまうのもひとつです。

✔出張できる仕事を作る

仕事がないならつくれば良い

私が大事にしている言葉です。
あーしてほしいこうして欲しい。をいう前に、自分で環境を変えましょう。

開発にいたときは、行きたい土地(例:沖縄)があるならその場所の原料(沖縄:紫いも)をつかった商品にすれば視察で沖縄にいけるぞ!という発想をしていました。

お世話になった上司からの入れ知恵です。笑

ちなみに総務ではどのように外の仕事をとってきたかというと

食品寄贈の企画を通しました。

簡単にいうと、食品会社は商品を廃棄することが多いのですが、それを困っている人に寄贈しよう。という話です。

SDGsを担当とした時に、食品寄贈という言葉を知りました。
他社の食品バンク利用状況を調べ、提携している会社の訪問にいったりやり取りをしました。

ある程度仕事は忙しくなってしまいますが、たまには外の空気を吸うことが私には必要でした。

まとめ

いかがでしたか?

・総務の仕事に興味がある。
・他の企業の総務の仕事と比べてみたい。
そんな人の参考になれば幸いです。

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総務の目的は、「会社の人たちが働きやすい環境をつくること」
身近な人のサポートをしたい。そんな気持ちがあればしっかり働けると思います。

是非挑戦してみてくださいね。

そして、働くを楽しんでくださいね。

総務とひとくくりにしても「労務」「人事」「総務」とわけられます。

会社によっては「経理」を含むこともあります。

大企業になるほど細分化され、中小企業になるほど1つの部署でいくつもの仕事を担当することになるでしょう。

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